<主な登場人物>


 Anatoly Korenchkin
 
 TriOptimumの権力者。その独善的な力を利用して周囲の反対を押しきりVon Braunの艦長に就任する。目的達成のためには手段を選ばず、今回のUNNの反対者の謎の死にも彼が関わっていたとの噂が絶えない。



 William Bredford Diego

 UNNの護衛船Rickenbacker艦長。輝かしい戦歴を持つ歴戦の勇士。唯一SHODAN暴走の責任の一端を担うあのEdward Diegoの息子であるという点だけが彼に取ってのコンプレックスである。当然のごとくAnatolyとは犬猿の仲であり、彼の艦長就任には強く反対していた。



 Dr. Marie Delacroix

 FTL航法の開発者であり、Von Braunの動力の管理責任者。今回のテスト航海には反対の考えを持ち、Anatolyに対しても嫌悪感を感じている。Tau Ceti 5への上陸に関しても慎重論の持ち主だったのであるが.....。



 Dr. Janice Polito

 ベテランの船内コンピューターシステム管理責任者。船内の生き残ったシステムを利用してプレイヤーにコンタクトしてくる。ゲームの開始から1/3程度の間は彼女からのe-mailの指示に従って行動し,彼女に会うことが当面の目的になる。しかしながら彼女にはある大きな秘密が.....


 Melanie Bronson

 Von Braunのセキュリティ管理責任者。徹底した管理主義に鉄の意志を持つ女性で、上官に対しても全く物怖じしない。厳格で融通の効かないその性格は他の乗組員からも煙たがられている。



 Tommy Suarez

 Rickenbackerの乗組員。恋人Rebbecaに会うために上官に取り入ってVon Braunへの親善派遣メンバーに入れてもらう事に成功する。しかし彼が到着した時には既に船内は占領された後で、必死になって恋人を探すハメに陥ることとなった。プレイヤーが会う(見る)ことの出来る数少ない生き残りの人間。


 Rebbeca Siddens

 Von Braun乗組員。恋人Tommyに再会するためにプレイヤー同様にサバイバルして逃げ回っている。何とかTommyと船内からの脱出を試みようとしている女性。なおこの二人、ゲームの謎解きにはほとんど関係ないのであるが、実はストーリー的には非常に重要な意味を持っている。


 Miller

 生化学者。当初はAnnelidの研究を行っていたが、寄生されて恐るべき実験に手を染める事になる。




 Noriss

 宇宙船の航行経験など無いAnatolyに対して、ベテランの実質的なVon Braunの航行責任者。その優柔不断な性格が災いして事態を悪化させることに。



 Prefontaine

 生命科学者。Annelidの生態や弱点に関する分析を行う。プレイヤーは”ある場所”で彼を発見する事になるのだが.....




 XERXES

 Von Braun船内の管理コンピューター。SHODAN反乱の反省から高度な機能は持たせていない為に、比較的簡単にシステムをハッキングする事が出来るようになっている。緊急時にはメインのデータループにアクセスする事により、その機能を全面的に停止させられるように設計されている。






<SYSTEM>

 ここではこのゲームのシステムについてざっと述べていく事にする。かなり情報が少ないのでまるでどんな物なのか知らない人も多いと思うので。なおこの項に限った事では無いが、Deus Ex (DX)との比較をかなり行っているのを御了承願いたい。

 基本的にはRPGであるが、舞台が未来という事で通常のRPGとは特性の違うキャラクタを育てていくゲームになる。キャラの成長のさせ方はCyber Moduleという物が経験値の代わりに使われるシステムで、これは任務を達成するか落ちていたりするのを探し出すかで手に入り、モンスターを倒したりしても一切入手出来ない。成長システムは完全に経験値のみであり、ある能力を何回も使う事によって成長するというようなスキルシステムは取られていない。この他にOS UpgrdeImplantという改造による成長システムがあるが、DXのAugmentationと違いあくまでも補助的な役割である。
 またこのゲームは3Dシューティング的な面も強く持ち合わせており、生き延びるためには結構その辺の能力を必要とされる。その点3DFPSの要素の薄いDXとは大分プレイ感覚は違う。またHalf-Lifeと比較される場合も多いようだが、確かに内容的に非常に強いスーパーヒーローが悪を倒すというのではなくて、訓練は受けているもののあくまでも普通の人間が極限状況下でサバイバルするという展開は共通している。

 ゲームはあなたが軍隊に入隊する前の時点(事件の4年前)から開始される。基本的なトレーニングを受けた後に軍隊に入隊するようになるのだが、まずここで第一の選択を迫られる事になる。このゲームでは大きく分けて3種類のキャラクタタイプを用意しており、その内のどれを選択するかの決断をしないとならない。

☆Marine
 通常のRPGでいう所の戦士。パワーと耐久力にものを言わせて、武器を使って進んで行く。Heavy系の武器を使いたい場合は通常これを選択する事になるだろう。

☆Navy
 通常のRPGでいう所の盗賊。ハッキングを主な武器とし、監視システムを無効化したり砲台を敵に向けて攻撃するように改造したり出来る。他にも通常では開けられない箱を開けてアイテムを入手したり、自販機をハックして値段を変更したりも可能。

☆OSA
 通常のRPGでいう所の魔術師。ただし設定が未来という事で使えるのは超能力である。能力の増幅器を利用して様々な特殊能力を使うことが出来る。一番ユニークで特殊なタイプと言える。

 この内どれか一つを選んで入隊する事になる。もちろんゲームが進むに連れて路線変更も可能であるし、或いはミックス型のキャラも作ることは可能である。入隊すると訓練の選択画面に進み、ここで3年間の訓練を受けるようになっている。具体的には各年毎に3つの訓練が選択出来、それぞれについてある種の能力が上がるようになる(扉の前に行くと表示される)。これが終了するとムービーが流れてVon Braunにて目を覚ました所からいよいよゲーム開始となる訳だ。なおゲーム開始前には難易度を選ぶようになっているが、これはゲーム全般に渡って相当大きく影響してくる。

 舞台となる宇宙船の構造についても簡単に解説しておこう。ムービーは画質が悪いのでちょっと分かりにくいかもしれないが、主人公が目を覚ます超光速宇宙船Von Braunは巨大な5階層の構造をしており、その上にコントロールセンターが突き出ている。そして更にその上に護衛船のRickenbackerが連結されているという形になる。ゲーム全体の2/3程度をVon Braunが占めており、全体としてはそれ程長いゲームでは無い。私の初回のプレイ時間はSaveデータによると27時間、ただしこれは色々と試しながらやったりしたので、早い人だと20時間程度で終わってしまうかも知れない。モンスターを倒しても経験値が上がる訳では無く、初めから手に入れることの出来るCyber Moduleの上限値は決まっているので、ある種のRPGのように次に進むために地道なレベル上げというような要素は無い。

 次にやるべきObjectはDX同様にノートに書き込まれるので、特別に迷うような要素は無く謎解き自体は簡単な部類に入る。キャラクタとのインタラクションは全てEmailログレコーダーによって行われ、会話という要素は無く一方的にこちらが入手した物を読むだけである。そういう意味では英語の分量はDXよりも少ないし内容的にも平易でわかりやすい。ただしある問題があって全面的に簡単という訳ではないという難点もある(別の項で解説)。

 なお自由度という点ではDXに比較すると少ない。キャラ作成面ではなく行動という観点からすると、問題解決に際して多少は自由度があるものの基本的にはMAP上を隅から隅まで探索する必要があり、行く順番を別にすると誰でもほぼやる事は同一である。ただしキャラのタイプ変更によるプレイ感覚の変化は大きく、クリア後でもリプレイバリューは十分にあると言っていいだろう。



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